本日付け当地紙は、ルフトハンザ航空のMiles-and-Moreクレジットカード(VISA/MASTERカードの機能が付加されたもの)の所有者に、金融機関などを装ってEメールを送りつけ、暗証番号やカード番号を入手しようとする攻撃が増加している旨を報じています。同報道によれば、ルフトハンザ社は同カードの契約者50万人に対し、ツイッターを通じて注意を呼びかけているとのことです。
最近、日本国内において官公庁や企業から機密情報を窃取することや事業活動を妨害することを目的とした「標的型メール」による攻撃が多発していることが大きく報じられましたが、治安機関によれば、バイエルン/バーデン・ヴュルテンベルク州でも偽装メールを利用した犯罪は増加しているとのことですので、下記のポイントを参考に、ネット上の安全対策にも十分ご注意ください。
○ 内容の分からない添付ファイルが送られてきたら(知人からのメールであっても)すぐに開かず、ウイルス対策ソフトでスキャンしてから開く。特に、タイトルやメール本文が文字化けしているものは、不用意に開かないようにする。
○ インターネット上でカード番号などのほか、個人情報の入力を求められた場合は
サイトの信頼性、情報提供の必要性等を慎重に判断して必要最小限にとどめる。
○ OS・ブラウザ・メールソフトをアップデートしておく。セキュリティ上の欠陥を放置しておくと、ホームページを見たり、メールを開いただけで、不正なプログラムをインストールされる場合があります。
○ セキュリティソフトを必ず使用し、常にウィルス定義を最新の状態に保っておく。
(ただし、新種のウィルスはセキュリティソフトでも検知できない場合がありますので、ソフトの効果を過信せず、内容の分からない添付ファイルについては慎重に取り扱うことが重要です。)
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在ミュンヘン日本国総領事館 領事警備班
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FAX:089-470-5710
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