本校の教育

指導方針

 本校は、児童・生徒の学齢および習熟度を考慮した少人数学級での授業を基本にしています。また、幼稚部・小学部・中学部の一貫した長期的な指導方針に基づき、各学部それぞれの段階に合わせた独自の年間授業計画と共に、子供一人一人の個性に合ったきめ細かい指導を心がけています。

 国際部では、国語の教科書以外の教材を積極的に取り入れながら、日本語の基礎力向上を目指し、それぞれの子供にあった日本語教育を行っています。 

 

共に育む教育

 

 ハイデルベルク補習校に通ってくる子供達のために、一番良い日本語学習とは何でしょうか。ドイツという異言語環境の中で日本語を学習していく子供達に、私達講師ができる最善とは何でしょうか。

 

 子供達の目線に立ち、子供達を支える為に保護者の皆さんと共に進んでいくことだと私達は考えています。そして、教員会全体でそれを常に念頭におき活動をしています。

 

 本校では、保護者と講師が常に話し合い、子供達にとってより良い教育現場を作ることを心掛けてきました。さらに、補習校になってからはドイツのみならず、世界中の補習校の情報も入ってくるようになりました。
そういった情報を講師部会での打合せにより教員会全体で共有し、子供達への指導の改善に取り組んでいます。そして、幼稚部からの長期的な一貫性を持ったカリキュラムの導入も進んでいます。その結果、当校の学習活動の内容は近年大きく前進しています。

 

 最近の大きな変化は以下の2点です。

 

保護者の方々の希望を受け、今年度より本校では、児童3人から1学級を設置し小学部での複式学級を極力避けることになりました。それによって、小学部のどの学年でもさまざまなニーズ、目的、力を持った子供たちの違いを十分に把握し、それぞれの子供にあったきめ細かな指導を続けることができます。

 

一昨年より正式に日本の季節の行事を学習活動の中に取り入れています。今年は「お正月会」も開催されまし た。七夕、書道、お月み、節分などの行事学習は子供達が日本の伝統行事や日本文化にふれる機会になっているだけでなく、行事について仲間と学ぶことで日本 文化をより深く理解できるようにしています。また、学年を超えた生徒間や保護者間の交流にも役立っています。

 

 「共に育む」と言う点で、補習校での教育活動には保護 者の皆さんと講師の連携・協力が欠かせません。子供達の学習進度や学習内容の定着度は、家庭の学習援助によって左右されるいっても過言ではありません。子 供たちは現地校の勉強もあり、その他の習い事などもあります。その中で、補習校の宿題をするのは大変ではありますが、補習校の宿題や家庭での日本語学習へ の真剣な取り組みが非常に大切だということを強調させていただきます。

 

 保護者の皆さんと私達講師ががっちりとスクラムを組み、協力してお子さんの日本語教育に取り組んでいくこと。それが、子供達の日本語習得への最善のサポートです。

 

 ドイツの中で日本語を学び、日本の文化を知ることにより、子供達は他言語と異文化への理解を深める力をつけていくことでしょう。そして、本校で学んだ子供達はこれからの国際社会で活躍してくれると期待しています。  

 

2012年9月

教員会一同