学校のご案内

補習校で学ぶということ

 

 私が子どもだったころに比べ、世の中は情報に溢れ、猛スピードで変化しています。この変化についていくには、大人だけでなく子どもにとっても容易なことではありません。しかも、残念なことに、必ずしも全てのことがよりよい方向に進んでいるわけではないことも事実です。つい最近も熊本県や大分県で大きな被害をもたらす地震が起こりました。昨年11月には、ドイツからもそう遠くないパリで同時多発テロ事件が発生しました。このように天災、人災など不安なことが多い世の中、私たちはこれから未来を担う子どもたちに何を教えていけばよいのでしょうか。

 

 この問いをとことん突き詰めていけば、やはり、答えは「他と協力し合いながら生きる力」を育むことではないでしょうか。もちろん、それは、補習校という教育機関でなくても教えられていることでしょう。しかしながら、現地校で学ぶ言語のほかに日本語も(準)母国語として学んでいる補習校の子どもたちは、ドイツにいながら、日本語や日本の文化に触れることにより、より多くの人につながることができるのです。さらには、日本語を媒介として、日本だけでなく、世界に対して貢献できる可能性も大いにあるのです。 

 

 本校は、補習校として開校されたころに比べ、学ぶ側にとっても教える側にとってもよりよい環境が整って参りました。これも偏に保護者の皆様の多大なるご支援と講師陣の並々ならぬ努力によるものです。

 

 二ヶ国語以上の語学力を身に付け、より広い視野と柔軟な対応力持った児童・生徒―――本校では、そのような児童・生徒の育成を目標に掲げ、皆が一丸となって前進して行けるよう、努力し続けて参ります。皆様方のご支援、ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。

 

 

2016年 5月 校長 倉本 由美